義理の父・母は、とても優しい。
家族に対して無償のギバーというか、いつもよくしてくれる。
少し離れているので、会うのは3〜4ヶ月に1回くらい。
普段は夕方に義実家の向かいの家でご飯を食べて、私たちは近くのビジネスホテルに泊まる。
これがいつものパターンだ。
旦那には自分の部屋があるのだが、私はそこに入ることはできない。
なので、義実家にいるのはリビングで2時間くらい。
このくらいなら、まあ大丈夫。
問題は、盆暮れ正月だ。
この時期は、義理の兄家族4人も集まる。
みんなでランチをして、夜ご飯まで食べる。
所要時間、約6時間。
……6時間。
ランチを食べながら、それなりにたわいのない話はする。
でも、その後は何をするのか。
6畳ほどの和室に、大人6人と子ども2人。
ぎゅーぎゅーである。
子どもたちはゲームをしたり、動画を見たりしている。
大人たちは、チャンネル権を持つお父さんが設定した番組を、みんなで見る。
旦那はというと、自分の部屋に行ったり、リビングに戻ってきたりと自由。
私は和室に座布団を敷いて座っている。
足を崩しても、だんだん痺れてくる。
そして、特に会話もない。
ただ、同じ空間にいる。
時計を見る。
また見る。
まだこんな時間。
……あと何時間?
これが、ものすごく長く感じる。
旦那に、
「もう少し私に気を使ってほしい」
と言ったら、
「話せばいいじゃん」
と言われた。
いや、何を?
6時間ずっと?
ランチの時に、たわいのない話はしたよ。
その後、特に話題もないのに、ずっと喋り続けるのは私には無理だ。
かといって、スマホをずっと触ってゴロゴロするのも、なんとなくできない。
台所を手伝おうとしても、
「リビングにいていいから」
とお母さんに言われる。
気を遣ってくれているのか。
それとも、本当に台所に入られるのが嫌なのか。
よく分からない。
義理のお姉さんもずっと座っているので、もしかしたら、この家ではこれが普通なのかもしれない。
でも私は、何をしていいのか分からない。
子どもの頃、親戚の家に連れて行かれて、大人たちが話している横でじっと座っていたことを思い出す。
あの頃は、親の言うことが絶対だった。
「大人しくしていなさい」
と言われれば、それに従うしかなかった。
でも今は、自立した大人だ。
だからこそ、
「私は今、ここで何をしているんだろう」
と、いろいろ考えてしまう。
しかも、6畳の和室に8人。
普通に狭い。
私は自分の家なら、携帯を触ってゴロゴロしたい。
本を読みたいなら読む。
眠ければ昼寝したい。
でも、義実家ではそれができない。
だから、ただ時計を見る。
そして、憂鬱になる。
もちろん、私だけ近くのビジネスホテルに泊まっているので、周りの人からしたら「十分ラクじゃん」と思われるかもしれない。
それは分かっている。
家に泊まらなくていいだけ、ありがたい。
義理の父・母も優しい。
別に嫌いなわけではない。
むしろ、よくしてもらっている。
だからこそ、
「行きたくない」
と言うのも、なんだか申し訳ない。
でも、
居場所がない6時間は、やっぱり長い。
そして今回、さらにモヤッとすることがあった。
義実家に行く時は、いつも菓子折りを持っていく。
今回は義理の兄家族にも用意した。
北海道の六花亭のクルミサンドとクッキー。
このクルミサンド、今まで食べたお菓子の中で一番美味しかった。
だから、
「子どもたちも喜ぶかな」
なんて思いながら選んだ。
ところが、集まりの3日前。
義理の兄から、
「荷物になるから、手土産なしにしない?」
と連絡がきた。
……いやいや。
私たちは新幹線ですよ?
そちら、車ですよね?
というか、
家族で集まるって決めた時に言ってよーー!!
年に1回か2回しか会わない。
しかも、あちらには子どもがいる。
せっかくだから子どもウケしそうなお菓子を、と考えて選んだのに。
もう買っちゃったよ。
まあ、持っていくけど。
ということで、今年も義実家へ。
優しい人たちなのは分かっている。
嫌いなわけでもない。
ただ私は、
「何をしていいのか分からない6時間」が苦手なのだ。
あー、行きたくない(笑)
盆暮れ正月は気が重い。。グチです。【#36】
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